カイロプラクティックについて
カイロプラクティックと整体、整骨院等との違い
カイロプラクティックと整体との大きな違いはカイロプラクティック独自の哲学にあります。
カイロプラクティックでは、人にはもともと自然治癒力が備わっていると考えています。その自然治癒力が、背骨が歪んだり変位することにより阻害されてしまいます。背骨の位置異常、関節機能の異常のことを私たちはサブラクセーションと呼びますが、そのサブラクセーションを取り除くことにより、自然治癒力を取り戻すことを目的に施術するのがカイロプラクティックです。
また、西洋医学に基づく理論的根拠をもとに施術をすることも大きな違いです。アメリカで生まれたカイロプラクティックは多くの研究を経て現在では医者と同等の資格（ドクター・オブ・カイロプラクティック D.C.）を持つことが許されています。（日本では法制化されていません。当店ではFJIC（国際カイロプラクティック師連盟）が発行する民間資格を取得しています。）
整体は、文字通り体を整えます。整体の技術形態は多岐にわたるので、それぞれの院によって考え方や施術の方針が異なります。ですが、背骨や骨盤を整えたり、カイロプラクティックと同じような技術を使って調整を行う整体院もあります。また東洋医学を基とし、経絡や経穴（ツボ）を指標に施術することが多いと思います。
整骨院（接骨院）は業務形態が違います。国が認めた医療類似行為であり柔道整復師の国家資格が必要です。また整体やカイロプラクティックとは違い、保険での診療が可能です。もともとは柔道の師範が持つ骨折や捻挫等に対する処置（柔道整復術）が素晴らしいものだったので国が医療類似行為として認めた背景があります。現在では骨折時の処置は整形外科で行いますので、主に急性期の捻挫、挫傷、打撲などを治療することが主になっています。
マッサージとの違いは明白で、こちらは筋肉の疲労からくる凝りや、血流を改善する目的の治療を行う医療類似行為です。また、按摩マッサージ指圧師の国家資格が必要です。マッサージ師は目が見えない人でも取得可能な資格です。
もみほぐしは無資格でもできる施術で、技術はマッサージと同じようなことをしますが、マッサージとは違いリラックスを目的をしています。もみほぐしではマッサージをすることが出来ません。行っているのはもみほぐしです。誰でもすぐにできることと、価格が安いことで近年多くの店舗が開店していますが、施術者によって技術が変わるので何とも言えない施術所です。
カイロプラクティックを選ぶ理由
カイロプラクティックでできることは骨を矯正することです。私たちは医者ではないので病気を治すことは法律上禁止されています。ですが、体のバランスを整えることに関しては得意だと自負しています。これまで施術を行ってきて、微細なバランスのずれが痛みにかかわっている事例を数多く見てきました。特に骨盤がずれると足が短くなったように見えます（骨盤が後傾（または屈曲）すると、寛骨臼の位置が上方に変位する。これを機能的短下肢と呼んでいます。）が、足が短いまま生活をすると、たとえ数ミリの違いだったとしても、左右の足にかかる負担は異なります。立っているときは通常長い方の足に負担がかかるので、施術が必要な骨盤の反対側の足に違和感があったり、重だるいと言われる場合もあります。すべての場合ではないですし、個人差がありますが、骨盤の施術を行うと今まで感じていた違和感を感じなくなることもあります。
このように、病院や、マッサージ、整体等ではわからないことをカイロプラクティックならではの方法で施術矯正することが、カイロプラクティックの施術を受ける一番の理由になります。
当店の技術について
整体にたくさんの流派があるように、カイロプラクティックにもたくさんの種類があります。ボキボキ鳴らす施術はディバーシファイドテクニックと言って、カイロプラクターのおよそ7割が使うテクニックです。その他にもガンステッドテクニックや、仙骨後頭骨テクニック、トムソンテクニックが使われています。当店では主にディバーシファイドテクニックを改良し、刺激を少なくしたものを使いますが、検査法はトムソンテクニックと仙骨後頭骨テクニックから。考え方をガンステッドテクニックから応用したものを使っています。それぞれのテクニックには特徴があり、例えばガンステッドテクニックは骨盤矯正の元となったテクニックと考え方が。トムソンテクニックには骨盤矯正と頸椎調整のための優秀な検査法が。仙骨後頭骨テクニックにはどこが悪いのか鑑別する検査法があります。それぞれの良いところを合わせて使うことで他店ではできない、お客様に合ったな施術を行うことができます。